山田太一氏、仲間&加瀬でラスト連ドラ!

by Jiro Shirasu

やばいニュース。
http://www.sanspo.com/geino/news/081022/gnj0810220505015-n1.htm

 女優、仲間由紀恵と俳優、加瀬亮が来年1月スタートのフジテレビ系「ありふれた奇跡」(木曜22時)で初共演することが21日、分かった。「ふぞろいの林檎たち」で知られる脚本界の巨匠、山田太一さんが11年ぶりに手がける連ドラ。
平成9年放送のTBS系「ふぞろいの林檎たちIV」以来11年、「連ドラは書かない」と公言していた山田さん。この間、「終わりに見た街」「星ひとつの夜」「本当と嘘とテキーラ」などスペシャルドラマで秀作を発表し続けてきた。
フジ開局50周年記念の冠作を制作するにあたり、「星ひとつ−」で仕事をした同局のドラマ制作センター、長部聡介プロデューサーが「連ドラという長いスパンの中でしか表現できない、山田先生の世界観を描いてほしい」と熱望。「いいスタッフに囲まれ、とうとう書く気になりました」と山田さんを動かした。
放送中の「風のガーデン」に続く50周年第2弾作となる「ありふれた奇跡」は、両親と祖母の4人家族で暮らす女(仲間)と、祖父、父と男3人所帯の男(加瀬)が主人公。「私たちはありふれてはいるけれど、考えれば奇跡と呼ぶしかない人生を危うく生きているのではないでしょうか。平凡な日々も出来事ひとつで崩れ、小さな微笑が大きな救いになることもある」と山田さん。2人が出会い、徐々に心を開きながら、それぞれの家族との関係も変化していく様を、じっくり丁寧に描いていく。
平成16年7月期の月9「東京湾景」以来4年ぶりのフジ連ドラ主演となる仲間は、「久しぶりのフジの作品で、その脚本が山田太一先生とうかがい大変光栄です。また、加瀬さんとの共演も初めてなのでどんな撮影になるのか楽しみ」と話す。その加瀬はナイーブな演技が若い世代に人気で、「それでもボクはやってない」「硫黄島からの手紙」など映画の代表作は多いが、連ドラはこれが初出演。「ひとつひとつの話にチャレンジしながら、長い時間をかけて役と一緒に成長できれば」と新しい体験に心ときめかせているようだ。
関係者によると、山田さんは「これを最後の連続ドラマにしたい」と話しており、初共演の2人にも力が入っている。